買取実績
この度革靴買取専門店ラスタイル買取ブログでご紹介する高価買取させていただいたお品は
パラブーツのアヴィニョンです。
東京都のお客様から宅配買取させていただきました。
パラブーツ アヴィニョンの特徴
仏リシャールポンヴェール社の一ブランドとなるパラブーツは履き心地に優れたオリジナルソールで知られています。
創立者であるレミー・リシャールはアメリカを訪れ当時最新の素材であったゴムを使用したブーツに感銘を受け、1927年にゴム底を主軸に捉えたシューズブランド、パラブーツを発表します。
そのことからも現在に至るまで世界的に見ても稀有な自社でラバーソールを開発、生産している体制をとっています。
日本でパラブーツのUチップシューズといえばシャンボードが真っ先に上がりますが、本国フランスではオンオフ使用出来る事からアヴィニョンも非常に人気です。
スプリットトゥ、エプロンフロントはフランスのカントリーシューズによく見られるデザインで、カジュアルファッションとも親和性は高いです。
シャンボートと比べてもよりシャープな印象で、ジャケパンスタイルにも合わせもやすくなっています。
日本でも仕事着のカジュアル化が進んでいる中で、革靴はそこまでうるさく言われないお仕事であれば頼りがいのある相棒となり得るかと思います。
特に今回のこちらはドレスラインのお品となっておりました。
パラブーツといえばストームウェルトにも縫いをいれたノルウィージャンウェルト製法を十八番としていますが、やはりステッチが増えるぶん、ラギットになります。
それをあえて見た目がシンプルとなるグッドイヤーウェルト製法で仕上げ、アイコニックな緑のブランドタグも廃されています。
ひと目見てパラブーツの靴とわかるブランドタグですが、自己主張も激しいため、外してしまわれる方もおられますね。
お仕事に使われるなら特にスッキリ見せたい所ですのでドレスラインではそのような仕様になっています。
また、アッパー使用されるレザーも通常のコレクションとは異なっており、ドライレザーが採用されるのも特徴の一つです。
パラブーツといえばオイルを染み込ませ、撥水性に優れたリスレザーを用いる事でも知られていますが、こちらには表面を特殊加工したドライレザーが採用されています。
こちらも撥水性に優れており、簡単なメンテナンスのみで艶もでる為、手間もかかりません。
お買取したパラブーツ アヴィニョンの状態
こちらは当店の基準でABランク相当となっておりました。
パラブーツのソールは何種類かございますがどれも削れづらく、交換までには相当の回数を履く事と思います。
こちらも接地面の溝やリフトの削れは見受けられましたが修理までにはまだまだこのまま履き込んでいただける状態となっておりました。
また、アッパーは非常に綺麗な状態で丁寧に扱われいていた事が伺えました。
アヴィニョン自体がシャンボードやミカエルと比較して市場で見かけない中で、更に球数の少ないドレスラインの個体は梅雨時期のビジネスシューズとしてもおすすめしやすい為、高く評価しております。
サイズも需要の多い大きさでしたので精一杯買取価格のほう、付けさせて頂きました。
コレクション整理などで、手放す事をお考えの革靴がございましたら是非、買取革靴専門店のラスタイルにご相談下さいませ!